開いた花
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この地球上にはいったい何種ぐらいの花があるのでしょう?

同じ「バラ」でも、いろんな色・形・大きさ・香りの違う仲間がたくさんいて
それぞれが、個性的に花を咲かせている。

チューリップは、あたたかい部屋では、ぽわっと口をあけ
「あっ!」というまに 花が開き満開になる。

店頭で目にする、つぼみの時の雰囲気とはがらりと変わって、まるで違う花のよう。



「チューリップはすぐ開いちゃって、もたないから・・・・」と、たびたび言われます。
その都度、「暖かいところでは、開いてしまいますが、夜、暖房を切るとまた閉じて、
その繰り返しで、長持ちします。。。」と、話します。

ときどき、「このバラ、開ききってるしねぇ~」と、花を見ながらつぶやく方がいらっしゃいます。
花の顔が大きいタイプのバラは、ちょっとふわっと開いてしまっただけで、そういわれてしまうことが多い。まだまだこれから豪華に開いていくのです。
やはり、少し、さみしい気持ちになります。

花の「鮮度のいい状態」は、たぶんせいぜい3日~4日程度・・・。
つぼみの状態で入荷してくる切花ですが、花はこれから、ふっくらと開き、満開になり
散って枯れるまで、ほんのわずかな命ですが、私達を楽しませてくれます。

花にとっての一日は、もしかして、私達人間の5年~10年くらいに相当するのじゃないか?と
ふと、考えてしまいました。

「美しい」と感じる状態は、人それぞれです。
ですが、花を売る側としては、ちょっと開いてしまったからといって、店頭からはずしてしまうことの方が多いのです。

先日、一人の男性が、ふわっと開いた美しい大輪のバラを指差して、「この花を入れてブーケを作ってください。」とおっしゃいました。

一瞬、躊躇しました。でも、「そうか・・・」と思ったのです。
さっきまでは、開いてしまったからドライフラワーにしようか・・。と考えていたこの子。
このバラは、贈られた方のお部屋で、最後まで美しく花を咲かせることができるでしょう。

高い位置に時々、チューリップを飾ります。長い首が垂れてくるので、上の方に飾るときれいだからです。
ですが、上の方に暖かい空気が溜まるため、これでもか!と満開に花ひらくチューリップ。
それをご覧になった方が、「すごく豪華ですね。まるでユリみたい・・・!」とおっしゃいました。
確かにそうです。ユリ科であるチューリップの本来の魅力はもしかしてこの形なのかしら?と
ふと、思います。

自分の凝り固まったイメージのために、忘れていたたくさんのことを、違う側面から花がそっと教えてくれているようです。
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by cafe-shibaken | 2007-02-12 18:13 | 花いろいろ | Comments(2)
Commented by さくたい at 2007-02-13 11:47 x
花は短い命だからこそ美しいんでしょうね~。またいろんな面から見ると違った魅力もあり、このごろ花のすばらしい所を感じます。

写真もきれいに撮れてますね。(*´ー`) フッ
Commented by cafe-shibaken at 2007-02-14 18:57
さくたいさん。こんにちは。
同じ花でもぜんぜん違う表情をするので、時々驚きます。
お花を買って、おうちに飾って、最後まで眺めていて初めて気づく発見もあったりします。
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